運命の人はお義兄様
控え室には親子が多く、おば様が居なくなってしまった寂しさを感じた――‥。
私が控え室で出番を待っていると、控え室の扉が開いた……。
「瀬野…瀬野 静夏様は居られますか?」
…私???
「…はい?私ですが……」
するとその人は頭を下げ、一度廊下に出た。
すぐに扉が開き、その人は戻ってきた―――‥
…大きな花束を抱えて。
「お届け物です。サインお願いします」
「…はい…」
私はサインをして花束を受け取った。