運命の人はお義兄様
ソナタ
静夏side
一次が終わった私は、控え室に戻り結果を待っていた。
「静夏ちゃん」
私は驚き目を見開いた。
「隼人さん!?」
「お疲れ、瀬野さん」
絋希さんまで!!!
「どうし「どうしてここにお二人がいらっしゃるの?」
私の言葉を天草さんが言ってくれた…。
「静夏ちゃんに会いに来たから?」
「隼人に付き合わされて…」
「隼人さんと瀬野さんは知り合いですの?」
天草さんは私と隼人さんを交互に見たあと、何故か絋希さんを見た。
「知り合いが静夏ちゃんと友達で偶々話す機会があって、仲良くなったんだよね」
隼人さんは私に同意を求めてきた。
「…は、い」
「そんなことより、結果見に行こよ。静夏ちゃん?」
「はい…」
助かった…。
この重い空気に耐えられないと思っていた。