運命の人はお義兄様


こうくん?に抱き締められてるのにドキドキしない…。

絋希さんにはあんなにドキドキしたのに…。


やっぱり私は…。

絋希さんが……好き。



「邪魔みたいだから、出るわ」


あっ。待って……絋希さん。
私はあなたに……。

"バタンッ"
重い重い扉が閉められた…。


「静夏…付き合おう」
「え!!ごめんなさい。幸平くんとは…」

何故かこうくんとは呼べなかった。

「そうだよな。まだ思い出したばっかりだもんな。今のは忘れて!!」
「いや…そういう…」
「俺も西城高校だから、また学校で」

それだけ言って幸平くんは出ていった。


私は急いでおば様に連絡した。
真実を知りたくて…。





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