運命の人はお義兄様
「母さんに会ったんだ…」
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暗闇から真っ白な世界になった。
そこで母さんに会った。
「もしかして、俺を呼びに来た…?
俺もそっちに行かないと行けないのか…?
まだ逝きたくないんだ。
やっと愛しい人に巡り会えたから」
「貴方はまだ来ちゃダメよ。
ほら…。呼んでるわよ…?
後できちんとその子の事、紹介してね。
バイバイ…」
「母さん…!!」
母さんは遠くに消えていった。
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「そうしたら、静夏が俺を呼ぶ声が聞こえたんだ…」
「絋希さんが退院したら、絋希さんのお母様と私のお父さんのお墓に行きましょう。…っん」
「助けてくれてありがとな」
俺は何度もキスを繰り返した。