運命の人はお義兄様


お母さんにはお花とネックレスをあげることにした。


お会計を済ませているとき、ふとマグカップが目に入った。

青がメインのやつと赤がメインに使われている物。セットで売っているみたいだった。

セットかぁ…。2つも要らないよね。
お母さんはお気に入りのマグカップあるし…

それより、いくらなんだろ?

い、1万5千円!!!こんなの1つでも買えないよ
可愛いのになぁ


ドンッ!!

「ギャッ!!!」 「おっとっ…」

パリーン!!


痛たたた。
私は尻餅をついた。

あ-。どうしよう
青い方割れちゃった…。

青いマグカップは見事にバラバラになっていた。


「すみません。大丈夫ですか!?」
私が唖然としていると、上の方から声が聞こえた。

声の主の方を見ると
ぶつかったであろうイケメン…男の人が私に手を差し出していた。
私は立ち上がりお尻をほろった。





< 2 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop