運命の人はお義兄様
お母さんにはお花とネックレスをあげることにした。
お会計を済ませているとき、ふとマグカップが目に入った。
青がメインのやつと赤がメインに使われている物。セットで売っているみたいだった。
セットかぁ…。2つも要らないよね。
お母さんはお気に入りのマグカップあるし…
それより、いくらなんだろ?
い、1万5千円!!!こんなの1つでも買えないよ
可愛いのになぁ
ドンッ!!
「ギャッ!!!」 「おっとっ…」
パリーン!!
痛たたた。
私は尻餅をついた。
あ-。どうしよう
青い方割れちゃった…。
青いマグカップは見事にバラバラになっていた。
「すみません。大丈夫ですか!?」
私が唖然としていると、上の方から声が聞こえた。
声の主の方を見ると
ぶつかったであろうイケメン…男の人が私に手を差し出していた。
私は立ち上がりお尻をほろった。