運命の人はお義兄様


私の頭の中は、どんな仕返しが待ち構えてるのか心配で気が気じゃなかった。


「…あっ!お母さんに連絡!!」

私が思い出したかの様に叫ぶと
「戻ってきた…。安心したわ」と
隣で隼人さんが胸を撫で下ろした。

「何がですか…??ここに今したよ?
それより私はお母さんに連絡してくるので、絋希さんをお願いしますね」

私はそれだけ言うと、急いで電話の使える所に向かった。



休憩所に行き、急いでお母さんに電話をした。

『もしもし?どうしたの?』
「お母さんっ!!絋希さんが目を覚ましたの」
『…本当に!?!啓太さんに連絡して、すぐに病院に向かうわ』
「待ってるか"ブツッ"
ら……って、もう切れてる」

お母さんの慌てる姿を想像すると自然と笑みが溢れた。




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