運命の人はお義兄様
突然の出逢い
静夏side
昨日はあのまま寝てしまった…
私は顔を洗って、朝ごはんの支度を始めた。
「おはよぉ…」
「おはよう。朝ごはんもう少しでできるから、顔を洗ったら座って待ってて」
私はまだ寝ぼけているお母さんに言った。
「よし。ご飯できたよ-」
私は料理を運ぶと、お母さんの前の席に座った。
「…静夏。お母さん再婚することにしたから!」
「ふ-ん…。えっ!!!!!」
私はお母さんの顔を凝視した。
いきなり笑顔で何を言ってるかと思ったら…。
そりゃあ、お父さんが死んじゃってから10年も経つし…5歳の時から1人で私を育ててくれたし
お母さんが決めたんなら反対はしないけど…。