運命の人はお義兄様


「優さんらしいね」
「あら。ひどいわ啓太さん」

この空気でも2人はラブラブな雰囲気だった。

「静夏ちゃん。改めて絋希です。よろしくね」
「静夏です。よろしくお願いします」

私たちはマグカップ事件など、色々な事を話した。


…ん??啓太さんは絋希さんのお父さん。
啓太さんはお母さんの結婚相手で、私の未来のお父さん…。
ということは………
「絋希さんと兄弟!?!?」

「ハハッハ。静夏ちゃんはやっぱり優さんに似ているね。絋希は君の1つ上だから、君の義兄(あに)だよ。それで…」

啓太さんは私から視線を外した。
「私から言うわ」

お母さんが私の方を見た。

「次のがっ「その前に、静夏ちゃんは父さんたちの結婚に賛成?それとも…反対?」

絋希さんは笑顔で、それでいて真剣な目で私を見た…。
私の心臓はまたドキドキと鳴りだした。




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