運命の人はお義兄様


その後は絋希さんの話やお母さんと啓太さんの出会いなどたくさんの話をして盛り上がった。

「あっ」

お母さんは私の方を見た。
みんなの視線がお母さんにいった。

「静夏…あのね」
「な、なに!?」
「転校することになったから」
「…ほ、本当に!?」
「俺と同じ学校に…」

絋希さんと同じなら…って////

「僕からもお願いするよ。絋希と同じ学校に通ってくれたら安心なんだけどなぁ…どうだろうか?」
「静夏。今度の家じゃ今の学校は遠いのよ」
高校は…家からの距離で決めないでしょιι
普通…。

3人は私を見た。
私は少し顔を上げ、お母さん・啓太さん・絋希さんの順番に目を動かしていった。

「わかりました。いつから絋希さんと同じ学校に通えばいいんですか?」
「良いんだね!?
本当ならすぐにでも転校してもらいたいんだけど、あと1ヶ月位で次の学期だからそれからにしようと思ってるけど、絋希はどう思う?」

啓太さんは何故か絋希さんに尋ねた。






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