運命の人はお義兄様


そんな風景も中学のこれから変わっていない。

「自分、全然寝てないやろι」
「…そういうお前こそ寝てないだろ」
「そないな事ないでぇ。自分と電話した後、携帯の音切ってぎょ-さん寝たから大丈夫や」
「そうか。なら今日の練習試合はお前1人で大丈夫だな」
「アホ-。それはなんぼ俺でも大変やわ」
「大変なだけだろ。じゃ学校でな」
俺は自分の家の方向に向かった。

シャワーを浴びてリビングに行くと親父はもう起きてきていた。

新聞を読んでいる親父に話しかけた。

「父さん、おはよう」
「おはよう。朝食はもうできてるから、食べなさい」
「わかった」
「今日の事だが…」
「7時にレストランでしょ?」
「あぁ。別々で大丈夫か?」
「大丈夫だよ」
7時か…。ギリギリだな。


俺は朝練があるから、朝食を食べてすぐに家を出た。





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