運命の人はお義兄様
俺は歩いて学校に通っている。
うちの学校の生徒は大抵車で来ているから、珍しい部類に入る。
俺は練習場と隣接している部室に向かった。
案の定部室と練習場の鍵は開いていなかった。
鍵は部長が開けることになっている。
俺は生徒会長だからマスターキーを持っているが、揉め事があると面倒なので開けたことはない。
仕方ない生徒会の仕事をしてからにするか…。
俺は30分程生徒会室で仕事をしてから、部室に向かった。
部長と隼人が丁度部室に入るところだった。
俺も2人に続いて部室に入った。