運命の人はお義兄様


「集合-」
部長の周りに部員が集まる。

「皆も知っていると思うが、俺の隣に居るのがが西城大学の部長の天草先輩だ」
天草さんが一歩前に出る。

「一応紹介しておく。俺の隣から順に斉藤、石川、大崎、本田、千葉、東だ。今日はよろしく頼む」
「「「お願いします」」」
東先輩と目があった。
ニコッ。
あの人はいつも笑っている。
けど何を考えといるか解らない。
隼人みたいな人だ。

「よし、1、2年は試合の準備をしろ。残りはアップ開始」
「「「はい」」」
部長たちは部室に向かった。

藤田が俺を睨んでいる気がしたが、放っておくことにした。
俺は東先輩との試合の事を考えながら、倉庫に向かった。

旗を見つけて倉庫から出た。

「絋希何してんだ」
部長に話しかけられた。
その横には天草さんと東先輩が居た。

「試合の準備を…」
「お前はアップしろよ。お前がしなくてどうすんだよ」
「ですが、部長…」
言い返そうとすると、東先輩が笑いながら
「隼人が待ってるよ」
「ほら行け」

俺は隼人の所に向かった。






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