運命の人はお義兄様


「着替えがない」
「あ~。忘れてたわ」
お母さんはイスから立ち、リビングの端に向かった。
向かった先を見ると私のオレンジ色の鞄が置いてあった。

「はい。フローリング傷付くかもしれないから転がして運んじゃダメよ」
「は-い。1回部屋戻りますね」

私はお母さんから荷物を受け取ると
2階に上がった。

私が先にお風呂に入っていいか微妙だったので
、絋希さんの鍵なしの部屋のドアをノックした。

コンッ コンッ

「…はい」
「お、お風呂沸い「お前が先に入れ」
「わかりました」

人の話最後まで聞かないし
本当にあり得ない。


私はお風呂の準備をして、1階に降りた。

「お風呂入りますね」
「はい。ゆっくり浸かってきてね」
「はい」
私は啓太さんにお風呂の場所まで案内してもらった。





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