運命の人はお義兄様
絋希side
俺の名前は平沢絋希
今日は珍しく部活も生徒会も休みで早めに家に帰れる事になった。
家に帰る途中ある雑貨屋によった。
その店はあまり知られていなくて、俺がすごく気に入っている店だ。
今日は親父と親父の再婚相手に何かあげようと思って店に入った。
俺が入るとオ-ナ-の望月さんが近寄ってきた。
「いらっしゃいませ」
「お久しぶりです」
「そういえば、最近はあまり来ていらしゃいませんでしたね。今日はどうしたんですか?」
「今日は父と父の恋人にプレゼントをと思いまして…」
「そうですか。それなら、こちらはどうでしょうか?」
望月さんはカードケースとキーケースがセットになっている物を色違いで2つ持ってきた。
純製の革で出来ていて、さわり心地もデザインもとても気に入った。
「いいですね。これにします」
俺たちはレジに向かった。