運命の人はお義兄様
「お待たせ-」
夢の事を考えていると、朔が部屋に戻ってきた。
「ありがとう」
私はお盆の上のものを見ながら言った。
「よし!準備できたし、語ろう」
「うん」
「じゃあまず…どうして目が腫れてるの?」
「!!!!…わかる?」
「何年の付き合いだと思ってんの?幼馴染みなめないでよ」
「「ハハハッ」」
私たちは一緒に笑った。
「で、どうしたの?」
笑って誤魔化せなかったか…。
「えっと…。新しい家族と住んでるって言ったよね?」
「うん。聞いたよ」
「それで…兄弟ができたの」
「…」
朔は放心状態だった。