運命の人はお義兄様


私は自分たちが成長していることを忘れていた…。

「大丈夫よ。会えないことはないわ」
「どうやってですか!?」
「静夏ちゃんが見つけるのよ」

「えっ…」

「あなたなら見つけられるわ。だって癖とか思い出したんでしょ?なら大丈夫よ」
「…そうですよね。頑張ってみます」


私は自分の事しか考えていなかった…。

迎えに来てって思っていただけで…
自分から見つけようとはしていなかった。

こうくんに甘えてたんだ。

ごめんね…
でも、必ず見つけるから
覚悟しててね…。
こうくん



そういえば…。
「おば様!!どうしてここに絋希さんがいたんですか?」

絋希さんのあの時の顔を思い出して胸が苦しくなった…。





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