運命の人はお義兄様
そういえば、親父の再婚相手には俺の1つ下の子供が居るらしい。
俺と同じ学校に転校させるって言っていた。
俺が生徒会長だからってうちの学校じゃなきゃ無理な話だ。
うちの学校は運営を生徒会に一任しているから。
「お待たせ致しました」
「ありがとうごさいます」
俺はプレゼントを受け取ってからも店内を回ることにした。
真剣に商品を見て悩んでいる奴が居た。
ペアカップを買おうか悩んでいるようだった。
その顔があまりにも真剣で笑えた。
ブーッ ブーッ ブーッ
俺の携帯が震えた。
「もしもし。父さん?」
『あぁ。今電話大丈夫か!?』
「大丈夫だけど…」
『これから用事がなかったら、優さんと会ってもらおうと思ってさ』
「特にないけど。4人?」
『いや。今回は3人の予定』
「わかった。何処行けばいい?」
『家にいてくれればいいよ』
「了解。それじゃ」
俺は親父との電話を切った。