運命の人はお義兄様
私はすぐに『今から帰る』と返信した。
「優さんも心配してるから、そろそろ帰りましょうか」
「はい!私頑張りますね。バイオリンもこうくんの事も…」
「元気が出てよかったわ」
私とおば様は笑い合った。
今日もおば様に家まで送ってもらってしまった。
お陰でご飯には間に合いそうだった。
「ただいまぁ…」
「おかえり。あのね…たまにはご飯作ろうと思ったんだけどね…。久しぶりで…」
「なに作ろうと思ったの?」
「…煮込みハンバーグ」
「着替えたらやるからちょっと待ってて」
「本当に!!助かるわ」
「お母さん…ありがとっ」
私は部屋に行こうとした。
「今度話してくれたら、嬉しいな」
「うん。相談するね」
私はそう呟き部屋に向かった。