運命の人はお義兄様
『え!!静夏もなの!?』
「うん…お兄ちゃんと同じとこに通う事になったの」
『いいなぁ…。イケメンお兄ちゃんと一緒なんて。どこの学校?』
この時の朔の姿が想像できて面白かった。
「たぶん…西城高校?」
そういえば、新しい学校について何にも聞いてない…。
『たぶんって…。それより本当に西城高校!?!?』
「うん…制服はあれだよね」
私は絋希さんの制服を必死に思い出しながら、特徴を伝えた。
『…静夏…西城高なら一緒の学校だよ!!!』
「………
本当に!!!!!」
私は驚きすぎて、理解するのに時間がかかった…。