好きって言って!!
すんげー落ち込んでな、こいつ・・・;
まあ、俺も焦ったけどな。今回は;
《それにしても、椋ちゃん・・・ほんとに上島さんのこと、知らないの?》
《え?うん。 誰?上島って。》
《ほんとに、知らないんだ・・・》
小さく呟いた菜月は、なんだか嬉しそうで。
《ていうか、誰?》
《別に、椋ちゃんは知らなくていいのっ!》
どーいう意味だよ;
まあ、いいけどな
《あ、そ。》
《これで、わかった? おれが本気で好きなのは菜月だけって。》
《・・・》
いきなり黙った菜月。
今度はなんだ~???
《どうかしたのか?》
《椋ちゃん、今・・・》
少し震える声で呟いた菜月。
《は?》
《好きって言った~~~~~~!!!!!!!》
そう言いながら泣く声が電話越しに聞こえた。
好きって言った、って・・・。
まあ、言ったけど・・・;
そんなに泣くこと、なわけ?