アイドルに変身?
「お前、本気で言ってるの?」



俺は相原に聞いてみた。



「城田君、言っている意味が分らないんだけど。」



やっぱこいつ・・・俺達の事知らねぇんだな。



俺はわざと、こいつに鎌を掛けてみた。



「お前・・・ランシーって知らないのかよ。」



「知ってるよ。アイドルでしょ。」



あぁ、そうきますか。



でも、絶対こいつ・・・俺を知らない。



なんかムカツク。



「お前ランシーの顔、もしかして知らないのかよ!」



わざと挑戦的に言ってみた。



「知ってるもん!」



「知らないだろ?」



俺は相原に近づく。



早く白状しろよ。



「知って・・・ごめんなさい。知りません。」



相原は観念したように言った。





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