ばくだんスイッチ―いじめに対抗する「権力」―
ギュッと強くスイッチを握り締めた。

これは私の武器。ううん、私自身なんだ。

例え行使出来なくても、私にはスイッチがどうしても必要だった。

「要求はなんですか?どうしたらスイッチを捨ててくれますか?」

私に向かって放たれる言葉という弾丸。

私にスイッチを捨てろと言うの?

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