ばくだんスイッチ―いじめに対抗する「権力」―
「…くっ…。」

ゆっくり、男子はその場に膝をつき、手をつき、震える声で私に言った。

「…すみません…でした。」

「…聞こえないよ。」

「…っ!…すみませんでしたっ!」

男子が頭を床に擦り付けた瞬間に、私は笑った。

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