妄想日記
「多恵子!」

「どうしたんだ?こんなとこに呼び出して…」

「さとし、ごめんね忙しいのに」


舞台は屋上

この日、多恵子は何故か元気がなく俺が話しかけても逃げるようにどこかに行った
でも俺は心配になって多恵子にメールを送ったんだ。
するとすぐにメールが帰ってきてこう書かれていた

▼ちょっと話がある屋上に来て▼

そして今、屋上にいるのだ


「どうしたんだ?」

「朝から元気ないみたいだけど…」

「…………」

「多恵子?」

「……好き」

「え?」

「私、さとしの事が好き!!」


多恵子は突然俺に抱きつき告白した


「多恵子…」

「俺も好きだよ…」

「さとし…」

「多恵子…」


俺もギュっと強く抱きしめた
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