愛しき悪魔











「…ン…んう…?」










体力が回復したMAX亜羅は機嫌がいいのか目が綺麗な赤をしている。










その目が私の視線の先にいた魔女をとらえた。










「…おめぇか、魔女は。」










…完全な警戒心。










「…おめぇか、この奇妙な天使の旦那はよぉ。」










…あ…亜羅の眉間に…しわがっ。










「…はっ、おめぇより奇妙な生き物はいねぇよ。」










…ま…魔女の眉間に…しわがっ。










「ハハッ、そりゃこっちのセリフだよ。悪魔のクセして天使Loveって…、笑えるわ。」










あ…亜羅の目が真紅に…(泣)










「あんたこそ笑えるなぁ。お前魔女だろ?悪魔につかえてるヤツが何天使にかまってんだよ。頭いったか?」










ま…魔女の髪が…逆立ってる!!!










お互いにきれそうになっているのをとめるように間に入った。










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