愛しき悪魔






「…えっ、「ここは悪魔の世界だ、天使のでられる出口はない。」






「…ど、どうしても?」





「…あぁ。」





「…フッ…ウッ…ウウッ…。」





涙が落ちる。







彼の掴む腕は崩れ落ちる私の体を支えた。













「…仕方ないんだよ。」











今までとは違う、熱のこもった声で…彼は呟いた。








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