愛しき悪魔
結局、
部屋で4人、くつろいでいた。
「…ねぇ、美流ちゃん。俺の名前呼んで?」
「…ッ!?傷毅、気持ち悪いこと言うな!!」
「いーから、亜羅はちょっと黙ってろ。ね?呼んでみ?」
「へ?傷毅さん?」
「それ!!」
「え…?」
「敬語!俺だけ敬語!!ずっと気になってたんだけど!!」
「…友達だと思ってないとか。」
「はい、メーナ!!悲しい事言わない!!」
「じゃあ、距離をとってるとか。」
「…こらっ、それ以上いうな!!」
「…存在消されてるんじゃねーか?」
「…」
「芽威奈、亜羅も!変なこと言わないで。ただ呼び方をなおす機会がなかっただけですから。」
…傷毅さん、子供みたいな目で見つめないで。