愛しき悪魔
「…お願いだっ!!おねがウッ!!ウウウッ…、ウ…ウギャァァ!!!」
ブワッ…
あーあ、赤い雨がふっちゃった。
「ドワァー!!!ギャァァ…。」
んー、力入りすぎたかな。
しかたないよな、まぁ、自分をうらめ!!
ちづるをどうしてもいいから!!
……なんて言った自分をな。
形もわからなくなった赤い物体はここにおいといてっー…
あっ、しんぞーな。
クチュ…心臓は仕事をおえた証拠だからな。
もっておかないと。
チラッと彼女をみる。
「…スー…スー…」
暢気でいいなぁ。
月明かりに照らされた寝顔はとても美しい。
やっぱり俺が愛してる人だ。