愛しき悪魔
ゴーン…
ゴーン…
「…ン…ンゥ……鐘?」
…見覚えのない天井。
ガバッと起きる。
「……どこ…?」
真っ白くて…綺麗な場所。
ズキン…
頭が痛い……。
私、どうしたんだっけ…。
ふっと横をみると鏡がおいてある。
そこに自分の姿がうつった。
「……唇、真っ赤ぁ。」
深い、深い赤。
この色……した唇…。
金色の髪をした…悪魔のだ!
そういえば…悪魔が助けてくれるっていって……、
それでここ?
悪魔にしては不釣り合いな…。
「……彼は…どこ?」
ベットから体を出しフラフラとそばにあったイスに座った。