愛しき悪魔
急な訪問
…―――――
―――――――…………
……忘れてた。
美流の隣で寝てたんだった。
……忘れてた。
だから思いっきり…
「いったぁぁぁ!!!」
寝返りうって上に乗っかってしまった。
ってかうるせぇ…。
「翼刺さってるし!どけて!!」
本当に痛い…。
寝返りうたれて危ないと思った瞬間コレ。
すぐ退けてくれたけど…一言。
「うるせぇよ。喚くな、叫ぶな。おめぇよりかりぃっつーの!」
カッチーン!!!
「ほっといてよ、馬鹿!…んぅもう、最低!」
「はぁ、馬鹿に言われたくねぇよ馬鹿。最低なのはおめぇだ!」
目の前で火花。
「「あんた(お前)なんかと寝なきゃよかった!!」」
朝…といっても薄暗いこの地に明るい…ような声が響いた。