愛しき悪魔
体の変化
本当は違うって思いたい。
せっかく亜羅が頑張ってくれてるんだから。
わがままは言えない。
でも…
やっぱり心配なんだ。
「ねぇ、亜羅…。」
「ん、どした?」
「亜羅、最近変。」
「意味わかんねぇ。」
「私のために頑張ってくれてるのはわかるよ。とってもうれしい。でもね、やっぱりお互いの事大事にしていかないといけないと思うしね、「おい。」でもやっぱね、「おいー、」いけないと思うんだよね。「おい!!」…!」
「何が言いてぇんだ?」
「…っ、」
「はっきり言え。」
「亜羅、最近痩せた…。」
「は?…んなことかよ。」
「そんなことじゃない!だんだん痩せってるよ、亜羅。最近食べてないんじゃないの?あたし亜羅が何か食べてるとこ見たことない。…ってか、何食べてるのかも知らない。」
「…んなこと知らなくていい。」
「…教えてよ、亜羅。あたし、亜羅のこと知りたい。」
私は冷たく睨んでくる亜羅の目を睨み返した。