愛しき悪魔
「わかったら、ギャアギャア騒ぐんじゃねえよ。」
亜羅は私の上から離れてソファーに腰掛け眠ろうとする。
「…亜羅。」
「騒ぐなっつったけど?」
「…亜羅は私が食べたい?」
「は?」
「…亜羅が食べたいなら、食べていい。」
「何だよ、ソレ。」
「私を食べて、亜羅が元気になるなら食べていいよ?」
亜羅は今までで1番怖い目で睨んでくる。
「勝手なこと言うなよ、食われたいのか。」
「…食べられるのは怖い。怖い…けど、それで亜羅が元気になるならー…「ふざけんな!!!」
亜羅は立ち上がりすごい目でみてくる。
「ふざけんなよ、勝手な事言うな!!てめぇ、こっちの気持ちは考えたことあんのかよ!!」
「あ、亜羅ー…。」
「ほっとけ!!!」
バン!!!
亜羅は家をとびたしていった。