愛しき悪魔
チッ、チッ、チッ
1時間、2時間たっても亜羅は帰ってこない。
私の頭も1時間、2時間たっても進展がない。
「…ん〜!!悪魔って天使しか食べれないの!?ほかのもの食えばいーじゃん!!!」
最終的にこうなった。
「あっ、そういえばなんか本が…。」
あの亜羅にしては意外にたくさんの本がこの部屋にはある。
私は本棚をあさった。
1時間後…
「ん〜!!ない!!」
本は見つからないし、今だに亜羅は帰ってこない。
「…ハァァ〜。」
再びため息の嵐。
その時だった。
「…ん?」
ある本に気になるページを見つけた。