愛しき悪魔
そうだよね、私にとっては亜羅は一人の存在だけど…
亜羅にとって私は獲物。
ただの保存食…でしかないのかな。
「大丈夫?…なぁ。君、美味しそうな匂いがするな。」
ニヤァっと笑うこの人のはもう私を食べ物としか、見ていない。
…ー危ない!!
「…ッ…いやぁ…ちょっ…」
だんだんと近づいてくる。
背の高い彼は目を私の高さにあわせるようにかがんできた。
パチッ
目があう。
…目がそらせない。
もっ、だめだと思ったときだった。
あ、いい事思い出した。
天使の防御法!!