愛しき悪魔











そのとたん、淡い光につつまれる。










あー…今契約がなされたんだ。










そのとたん力のぬける感覚。










亜羅に生気がいってる…?










体中にツヤがみられはじめる。










「…ン…ンハ…ハア…。」










頭がボォーとしてくる。










「…ハ…ハア…ハ…」










意識がとびそうになった。










「!?…美流ちゃん!!」










崩れ落ちそうになった私を傷毅さんが支えてくれた。










「…ハァ…ハァ、ハァ」










「…ッ、契約したのか?何やってるんだよ、美流ちゃん!!」










そんな怒鳴り声も聞こえなかった。










ただ、亜羅の呼吸がもとに戻り眠りについている様子に安堵の笑みが零れるだけだった。













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