愛しき悪魔

お互いの気持ち












あれから一週間。










亜羅は帰ってこない。










そういえば前もこんなことがあった。





…と思い、家の付近を捜したけどみつからなかった。










私一人家に残してどうしろって言うのー…










部屋にあった保存食ももう限界。










私にいなくなれっていうの?










カチンッ










決めた!絶対この家から動いてやんないからね。










最近なんとなく黒ずんできた髪をときながらブツブツ言っていた時だった。










ピーンポーン




「…まさか亜羅じゃないよね?」










恐る恐る扉を開けてみた。










「ヤッホー、美流ちゃん!」










「傷毅さん!?どうしたんですか?」










「ちょっとあがらしてもらっていー?」










「…」










「いやいや、さっき悪魔の仕事してきたから腹いっぱい。大丈夫、食べないからー。」










そうじゃない。










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