愛しき悪魔
バフンッ!
ベットに倒れ込む。
…こんなに一緒にいたのに、彼の事、まったくわかってなかった。
彼の事考えて必死で助けようとした私。
間違ってはなかったんだろうけど、もっと彼の気持ち考えればよかった。
私の天に帰りたい気持ちを尊重して、無理に私を食べなかった彼。
どんなに苦しかっただろう。
目の前にある食べ物にありつけないのは…
彼も彼だ。正直に私に言ってくれればよかったのに。
…でも、聞いてても私は考えを変えなかっただろうな。
不器用な彼。
彼の気持ち、わかってあげるから。
理解するから。
お互いに…気持ちをわかっていこうね。
目に涙をためたまま…
少し微笑んだまま。
今まで寝れていなかった分、深い眠りにおちた。