愛しき悪魔
「あんたが魂売ってくれたら…悪魔になれるよ?」
さっきの魔女っぽい口調とは違って子供っぽくて妖艶に誘惑してくる。
…そういえば、いつか傷毅さんが言ってたな。
悪魔になればずっと亜羅といれるって。
悪魔どおし、
壁を感じることなくー…
天に帰る必要もなくー…
一生離れずー…?
「…悪魔になれば、亜羅とずぅっと一緒?」
「んあぁ?亜羅ぁ?…あぁ、お前の旦那か。そうだよ、悪魔になるんだからずうっと一緒だよ。」
ニヤリと笑って言った。
もうこの時彼女の目から目が離せなくなっていた。