空に描く青

きっと、涼奈も一人で行った。

ね?と笑いかけた。

波崎から笑顔は返ってこない。

「大丈夫?」

聞いた事もないような弱々しい声が聞こえる。

それほど、ショックが大きかったんだろう。

「うん。」

私は昔の自分にケリをつけないといけないんだ。

これ以上、今を傷つけないために。






私は裏庭にある花壇にむかった。



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