空に描く青
教室はあまり好きじゃなかった。
自分が静かでいると、周りの音が大きく感じられて。
昔のようにうるさくいると、周りの音が小さく感じられる。
どの道、浮いていることにはかわりない。
いつまでも、馴染めなかった。
だから、いつも窓際の席にいた。
席替えの時は目が悪いからと言って、明るい窓際にさせてもらった。
誰かといなくても、外を見てるふりをしてれば良いから。
必死に自分に言い訳をした。
浮きたくない自分が懸命に言い訳をしてた。