好きだっつーの!



大きなため息をつきながらも、重たい腰を上げて教室を後にした。



だいたい呼び出された内容は分かる。どーせ、今日のT高の話だろ。いつも作戦会議とかは屋上ってのがあたし達、黒豹の習慣みたいなものになってるし。



つーか、屋上とか・・・・・、いつものことだけどこんな暑い日にわざわざ直射日光に当たりたくねえ〜んだけど・・・・・


ぶつぶつ愚痴をこぼしながらも屋上のドアの前まで来た。ここまできて紫外線がどうとか言っている自分にも飽きれてきたので、屋上のドアを開けて外に出た。




嫌々言っててもここの屋上はあたしらのたまり場。


黒豹がここをたまり場にしていると分かってからはいつのまにか誰も利用しなくなっていた。



_
< 13 / 70 >

この作品をシェア

pagetop