好きだっつーの!



「みんな、手加減しなくていいからね?いくぞ!」


あたしの合図でみんな敵に向かっていく。喧嘩は隙をついてなんぼだ!


あたしは神谷の前に行き、すぐに身構える。


『あんたが黒豹のボスの高島実穂?』


「そ・・・・そうだけど?何?文句ある?」


『いや?てかお前、可愛いじゃん』


何言ってんだこいつ!
初対面の人にっ!



あたしは、相手の懐に入って蹴りをくらわせた。正確にはくらわせたと思った。それをあいつは軽くよけてあたしを持ち上げた。


こいつっ・・・・・変態か!



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