好きだっつーの!



『みっぽっ!』


突然前の席から名前を呼ばれて驚きながらも呼ばれた方に顔を向ける。


「なんだ、怜衣か・・・」


『なんだとかって、失礼だなあ〜』


人懐っこく話してきたこの子は瀬野怜衣[レイ]。あたしとは対照的な真っ黒の髪のロングストレートに綺麗系の顔立ち。
そしてあたしの中学時代からのダチ。



「んで、何したの?」


『あ、そうだそうだ!昨日N高の男子との喧嘩、なんであたしを誘ってくれなかったの!?』



いやいやいやいやいきなり話しはそこなのね?

まあ、いいけど



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