逆ハーレム~俺様彼氏の上半身は超セクシー!?~
「これきっと、立体映像だぜ!?」



「え!?映像!?」



「ああ、現に襲って来ないだろ!?」



確かに、吠えるだけで襲っては来ない。


「なんであんの!?」


「知るかよ!俺が」



「セバスチャン!」



ずいっとあたしは、セバスチャンに近寄った。
だけど、セバスチャンは何も言わない。


遠子が居なければ、仕事もしない気らしい。



「教えなさい!」



カキカキと画用紙に何かを書く。



「イヤって」



女みたい……



「あ!……っ」



ハンマーでまた叩かれそうになり、でも痛さは襲って来なかった。



「あ……浩介……」



そう浩介がとっさにハンマーを両手で、抑えたのだ。



「ありがとう!」



「良いって別に……それに当たり前だろ?静奈は彼女なんだからな?」



そう言ってにぃっと笑った。あたしは、もちろんその笑顔に胸キュンした。



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