逆ハーレム~俺様彼氏の上半身は超セクシー!?~
「楽しいか?それ……」



「うん!多分、楽しそうかな?」



「ふ~ん……」



あたしと浩介が、会話中でも、着ぐるみ同士の戦いは行われていた。
実は、この戦いから視線を逸らそうとして、あたし達は会話をしていたのだ。


会話に集中していれば、着ぐるみ同士の戦いに集中しなくても良いからだ。



「やい!来斗!」



だけど、着ぐるみの彼は声がでかい。
だから、あたしの思うとおりには行かなかった。



うるさい!!なんなの!?一体!



「怒るなって、俺が蹴り飛ばしたくなるから」



浩介のが怖いんですけど、何気にひどい事言ってる!?



「分かった。あたし達って、何しに来たのかな?」



「俺様がモテるから」


俺様か、何気に俺様って言ってるし、浩介……



「パパさん、何人なんだろう?」



「さあな……」



「人参だったら、どうする?」



「人参?さあな……食べるんじゃないか」



きっと、人参パパさん浩介の胃の中に入れられちゃうんだ。


少し可哀想……



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