あたしの部屋にこない?
しばらく談笑していると柚希ちゃんは思い出したように言った。


「ねぇ!大地くんさ見たいって言ってたよね?あたしのコレクション!」


「ん。あぁ」


「見せてあげる♪行こ」


リビングを出てすぐ左に柚希ちゃんの部屋はあった。


ん?なんか匂わねぇ…?
ドアを閉めているのに部屋からなんとも言えない匂いが立ち込めている気がする。


「はーい、どうぞ」

ガチャ。

柚希ちゃんの後に続いて部屋に入ると俺は思わず咳こんだ。


なんだ。この匂いは!
< 5 / 12 >

この作品をシェア

pagetop