ラプソディー
「キャー!冬至くーん」

相変わらず、グランドからは叫びのような声援が聞こえてくる。

モテモテは大変ですな…と嫌味を言ってみる。

どうせ俺は、モテませんよ。

グランド下では─────。

「冬至くん、タオルどうぞ」

「最上さん、ありがとう」

笑顔が素敵。
このまま時間が止まればいいのに。

最上は妄想の世界に飛んでいった。




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