ラプソディー
「柊に言う必要はどこにある?」

「必要とかじゃないだろ。
心配だから聞いてるんだ」

「うっさい、柊に心配される必要ない」

あームカつく。
ここまで言われると何かムカつく意味もなくムカつく。

いろはに頭突きを食らわした。

いろはは、「きゃん」と吠え机の上で悶えた。

「しょうがないな、僕から教えてあげるよ。
いろはちゃんがゲームしてる時かな?
『柊より俺んとこにおいでよ』って言ったらキスして喜んでね」

あの時か…。

「………………」






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