ラプソディー
「うりゃぁあ!!!」

俺が何かを言おうとした時、いろはは、棗に向かって回し蹴りを食らわしていた。

「我慢の限界じゃぁあ!!大人しくしてれば図に乗り上がって
いろは様をナメるなよ!」

猫被りにも限界が来たようで、
スッキリした顔でいた。

「ふふふ、この為だけに猫を被り武術を習い修行してきたようなものよ」

高笑いする、いろは。

「…………………」

俺は普通に見ているだけだった。

床で意識を失った棗が目を覚ますのは3日後になる。






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