ラプソディー
「冬至、その頬どないしたん?
殴られたんか?」

「ああ、ちょっとな」

風呂から上がったイズルは冬至の顔に傷がある事に気付いた。

俺のせいでもあるよな…。

硬直したまま突っ立ていた俺は、どうしたらいいのかわからずにいたら…。

扉の中から─────

「いつまでいんの?
ハタ君」

冬至は最初から俺の事に気付いてた。

謝ろうと扉を開けたら冬至は、いろはに殴られていた。

いろはは、「また弱みを握られた」と叫んでいたけど…これは男と女の関係では?と俺は思ったのだが…。






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